神宮店セールス担当のにとです。
一週間に渡り、イタリア・トレヴィゾで行われたピナレログランフォンドに参加して参りました。少し遅くなりましたがレポートです。
皆さんはグランフォンドというと、どんなイベントをイメージするでしょう?
自転車好きが集まって、みんなで楽しむフェスティバル、または長距離ツーリング、そんなイメージではないでしょうか?
確かに、参加者の多くは、みんなで楽しく走りたい人や、足試し、達成感を求める人で、年配から若者まで幅広い層のサイクリストが参加できるのがグランフォンドの醍醐味です。
反面、事前に聞いた話では、本場グランフォンドはかなりレベルが高く、上位でゴールするのはプロツアーでも走れるような選手らしい。
実践練習として参加するプロや、グランフォンド専門のプロチームなどが実在し、グランフォンド専門雑誌もあったり、レースとしてもしっかり認知されています。
ちなみにグランフォンドをレース的な視点から見ると、年間の各レースのトータル走行距離と、着順で争われるそうです。ロードレース同様、個人だけでなくチームでも争われます。
私は根っからのレース思考なサイクリスト。そんな話を聞いていたので、前日は興奮と時差ぼけで4時間しか寝られませんでした。
実際に走った感想は、5000人というとてつもない規模の参加者と、ジロデイタリアでも使われる山岳コース、イベントを盛り上げる為の演出、全てが私の想像を越えていました。イタリアの自転車をとりまく雰囲気がそうさせたとも言えるかもかもしれません。
ピナレログランフォンドには、3つのカテゴリーがあります。210kmの山岳コースを走破するグランフォンド、小さな峠を幾つか超えながら130kmを走破するメディオフォンド、こまめな休息と食事をしながらサイクリングするグルメフォンドです。
私が参加したのは勿論グランフォンド。中盤に全長約30km、最大斜度は20%を越えるというMtグラッパが待ちかまえる210kmのコース・・・・の予定でしたが、当日の朝は雷&豪雨でスタートが2時間遅れ、Mtグラッパは危険と判断されてキャンセル、メディオフォンドと同130kmに変更となりました。残念!
スタートが2時間も遅れたにも関わらず、雨の中ひたすらスタート地点で待ち続ける選手たちには脱帽。人のおおらかさというか、のんびりしたというか、日本ではまず考えられない光景でした。また、その待ち時間を自然に盛り上げ続ける主催者もアッパレ、この国は予定通り事が進まないのは当たり前なのです。

<雨の中スタートを待つシルベストのお二人>
今回使用したバイクは、主催者に用意して頂いたドグマ60.1ーDi2バージョンのチームスカイレプリカ。この自転車が素晴らしい!高速から低速まで、踏み込んだときのかかりが抜群に良い、左右非対称のアシンメトリーフレームが効いているのか?戦闘力はかなり高いです。
加速も伸びがあり、高速巡航も安定感が非常に高い。何よりも振動吸収性が良く、ストレスが少ないので疲れにくい。これほど高次元でバランスの取れたバイクはなかなか無いと思います。レース志向から長距離ライドまで幅広いカテゴリーの乗り手が満足できるバイクです。(価格も抜群に良いですが)

<今回使用したバイク>
グランフォンドの参加者は2000人以上。トレヴィゾ中心の幅2mほどしかない石畳の路地から一斉にスタートします。私は、スタートラインから100m程後ろに並んでいたので、走り出すまでにかなりタイムラグがありました。

<スタート直後の長い列>
15分ほどかけてやっと先頭に追いつくと、そこにはゲスト参加のポッツァートやブルセギンの姿が、先頭はファウスト・ピナレロがペースを作っています。
交通規制などほとんど無く、先導車が近づくと車は当たり前のように路肩に非難する、海外レースでよく見かける光景です。
トレヴィゾ郊外の平坦路を進むこと20km、最初の峠に突入。ここから先頭はレース開始です。号砲が鳴ったかのようにペースが上がり、あっという間に集団はバラバラ。
一回目の峠はあまりにもきつかったのでよく覚えていません。多分5kmくらいだったと思います。
周りは鼻の高い人達ばかり、誰にも悟られることはなかろうと、「きっつい」を連呼しながら頂上通過。下りきったあたりで先頭に追いつき、更に数人が追いついて20人くらいのトップ集団が形成されました。
向かい風区間や、4~5km程の峠(丘)をいくつか超え、何とか集団に喰らいついてラスト20km。最後の3km程の丘で7人くらいが抜け出しレースが動きました。
抜け出したのは各チームのエース級の選手らしく、集団は見送り状態。一人で追いかけましたが、あと少しのところで追いつけず断念。お見送りの終わった集団はレースを止めてしまい、追走集団が追いつき30人くらいの大集団に。
そのまま50kmを超えるスピードでゴールに向かい集団スプリント。どこがゴールかも分からずに一応スプリントをしてみたら、10番手くらいでゴール。日本でもスプリントは最後尾なのに、今回はうまいこと流れにのれて幸運でした。

<ラスト20kmの丘、20人弱、このあと7人が抜け出す。手前のイタリアジャージの選手は2位でした>
結果は19位です。悔やまれる場面もありましたが、結果だけ見れば上出来です。
距離が短縮されたのが良かったのでしょうか?
でも、Mtグラッパは上りたかった。。。

<ゴール直後、この時点で150人くらいがゴール。
スペース佐藤さんとバルバ酒井さん。>

<ゴール後のゲストスピーチ。>
ザニーニ、ブルセギン、ポッツアート、チオーニ・・・・
すごい面子。

<ゴール後のパスタパーティー>
無料パスタに並ぶ行列。全部参加者です。