2012年10月22日

2012年ジャパンカップサイクルロードレース・オープン レポート 岩島

10月20日(土)

2012年ジャパンカップサイクルロードレース・オープン

場所:宇都宮市森林公園周辺コース80.8km(14.1km×5周+10.3km×1周)

使用機材
フレーム:CARRERA ERAKLE CUSTOM
ホイール:CAMPAGNOLO BORA ONE
タイヤ:HUTCHINSON FUSION COMP 7bar 
コンポ:シマノDi2
ギア比:53×39 11-25
ヘルメット:LAS VICTORY
補給:ハニースティンガー


レース前日は、珍しく11時に早めの就寝で4時間ほど睡眠時間が確保でき幸先が良い。チャレンジレース出場のメンバー同乗の為6時半頃現地入りし、渋滞にも巻き込まれずにストレスなくレーススタートまで時間を過ごす。1ヶ月前からほぼプラン通りに練習ができ、調子は上がっている、疲労も抜けている。やるべきことは全てやった、あとは走るだけだ。
ただ1ヶ月前のレースではDNF(リタイヤ)だったので調子はいいといってもどの程度か不安は残る。

map_section01.gif

スタートからペースが速いこのレースは、スタート前の位置取りからレースが始まっている。今年は2列目を確保。
最初の古賀志林道の登りは前方でクリア。1回目の登りを先頭付近で登れたのは過去に記憶がない。集団のペースが遅いのか、調子がいいのか?

峠の下りはあまり体のバランスが良くない。リズムを掴むまで無理せずに慎重に下る。例年このテクニカルな下りで落車を目撃するが、先頭付近で走れたこの日は一回も見ずにすんだ。

スタートで100名以上いた集団の人数は、下りきったあと確認すると半分以下に2周目には更に半分、3周目には10数人になっていた。いつもよりも集団が絞られるのが早い。
急激なペースアップ・アタックがない代わりに登り、平地ともにハイアベレージ走行なのでそれに対応できる選手が残ったのだろう。

古賀志林道登り入口から1/3までは先頭で積極的にペースを上げて頂上までの残りは他の選手にペースメイクを任せて様子を見る。4回目の登りまでこなすと調子のいい選手が見えてくる。竹芝レーシングの原選手とイナーメの高岡選手。中でも高岡選手はまだまだ余裕があるように見える。

5周目にはその二人が古賀志林道でペースアップ、なんとかついて行く。そのまま下りに入るが、下りで少し離されてしまう。平坦で追いつく自信はあるが、まだ足を使いたくないのでここは少し焦った。前を見ると原選手の足が攣ったようで少し遅れている、後ろを見るとエルドラドの青木選手もかなりの勢いで迫っている。ほどなく4名の集団にまとまり最終周に向かう。その後萩の道を越えたあたりでオーベストの西谷選手を含む3名が後ろから合流し7名で最後の古賀志林道の登りに突入する。

最後の登り入口から高岡選手がこれまでと違う雰囲気のペースアップ、このまま頂上までハイペースでいけるのだろう。ここは無理をしてでも着いていかなければ勝てない。高岡選手の横に並び、ダンシングで喰らい付く。中腹辺りで後ろを確認すると他の5名はかなり離れている。ここはもういくしかない!

高岡選手は後ろを確認すると、更にじわじわとペースアップ。ここからまだ上げられるとは...。堪らずに私は遅れ始める。そのままギリギリのペースを保ち、頂上でおよそ6秒程の差がついてしまった。ここからゴールまで7km程、どうなるか?

最後の古賀志林道の下りは攻める。

下りきり、差は広がっていない。むしろ少し縮まったか?

一度だけ見通しのいいところで後ろがついて来ていないのを確認し、前との差を詰めることだけに集中する。

徐々に差が縮まっているのがわかる。どうやら、平坦では体重のある私の方に分があるようだ。全開近くで追っているがペースコントロールする余裕がほんの少しだけある。問題はどこで追いつき、スプリントに持っていくかだ。

このままゴールまで平坦路であれば、足を使わせることとアタックを封じ込める意味で、直前で捉えるのがベストだが、残り3kmあたりからゴールまでに微妙なアップダウンがあるのでそこでリズムに乗られると追いつけなくなる可能性がある、その前の田野町の交差点で追いつくようにペース配分する。

思惑通り残り3km、アップダウンが始まる田野町交差点で高岡選手を捉える。
この時点で後ろの集団は30秒差、もう追いつかないだろう。
高岡選手との一騎打ちになった。

ここからどんなペースアップがあってもついて行く。
そう思った矢先に、最初の坂で高岡選手のアタック。
ここまでの平坦路は全開だっただろうが、このアタックの勢いには、心が折られそうだ。今思うと、この厳しい局面でそれができるその精神力に脱帽。
足が攣りそうだ。3,4秒の差がまた付いた。

もう追いつくか追いつかないかわからない、無心で得意な重めのギアを踏む。
目の前に見えるが、今度はなかなか差が縮まらない。
hagi01.jpg
残り1km、萩の道分岐の坂で前は明らかに失速してきている。最後のチャンスに前のめりのダンシングでついに追いついた。

ここからはお互い牽制になり私が前をゆっくり走る。
ゴール前は少し登り基調なので途中で失速しない距離を図りながら集中する。
足が攣って固まらないことを祈りつつ、残り200mぐらいからもがく。

後ろに気配がなくなった!
思わずでたガッツポーズでゴール!!

ジャパンカップオープン5回目のチャレンジでようやく優勝することができた。
今年前半戦はあまり調子が良くなかったので、嬉しさもひとしお。


皆さん応援ありがとうございました!
今年残り2レースも集中を切らさずに臨みたいと思います。


岩島啓太

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