2010年11月18日

ツールドおきなわ2010 市民210kmレポート 岩島

ツールドおきなわ2010
日時:11月14日
場所:沖縄本島北部地域
距離:市民210km
使用機材
フレーム:TIME NXR INSTINCT
ホイール:Campagnolo BORA ONE
タイヤ:CONTINENTAL COMPETITION、F:7bar,R7.5bar,シーラント30cc
コンポ:シマノ Di2
ギア比:54-39×11-25
ヘルメット:LAS VICTORY
補給:HoneyStinger、Carboshotz

210kmに延長されたコースは想像よりも厳しく、ここをどうこなすかが勝負の分かれ道になる。レース前日、そう考えながら私はあらかじめビデオに撮っておいた新コースの延長部分を何度も見返していた。試走する時間が無い為、暗くなる前に車でコースの下見をする際にコースをビデオに撮った。ライバル達からアドバンテージを得るには、準備をしすぎるに越したことは無い。
コースも頭に叩き込み、自転車の整備も、体調も万全だ。

先月宇都宮で行われたジャパンカップオープンレースで負け、悔しい思いをしてから3週間、この日のために毎日のように練習してきた。今回は負けたくない。

当日、目が覚めると昨日の嵐のような天気とは打って変わって穏やかな天候。
ペンションでおいしい朝食をいただき、車で15分ほど走り会場入りする。
補給はジェルの入ったミニボトル2本にゼリー2つ、他にBCAAの錠剤をポケットに詰める。
忘れ物を車まで取りに行っていたら既に整列が終わっていた。
そのまま400名の参加者の最後尾でスタートした。

スタート後、普久川ダムの登りまでの70kmは平坦基調なので、落車に巻き込まれないよう神経を尖らせながら集団の中ほどで省エネ走法。

登り口が近づき、向かい風で集団の速度が緩んだのを見計らって一気に先頭に出る。そのまま登りに突入する。前半はO-vestの西谷選手の一本牽き、後半はMaxSpeed'97の森本選手が牽き頂上を迎える。かなり速いペースに感じたが、なんとかついていけた。
周りを見回すと人数はかなり絞られていて20名ほどの集団が出来上がっていた。

下りもペースが落ちることはなくローテーションもキレイに回る。皆足のある選手が揃っていて気持ちの良いスピードで海岸沿いを進む。願っても無い展開だ。そのまま後続が合流することもなく、二回目の普久川ダムの登りに入る。

二回目の登りも一回目と同じくらいのペースで進む。ただ一回目に比べてやけに楽に感じた。勝負はまだ先になると思っていたので、ペースを合わせて無理せずに登る。頂上付近でチームCBの高橋選手が山岳賞狙いで一人抜け出し、そのまま次の安波の登り返しまで逃げ続ける。この局面で足がかなり残っている様子、警戒しなければ。

図らずも、この時点で勝負をする相手が絞られた。西谷選手、森本選手、高橋選手、高岡選手(イナーメ・アイランド信濃山形)、白石選手(シマノドリンキング)、そしてチームメイトの小畑選手。

珍しく相手の足の残り具合をみる余裕がある。高岡選手、高橋選手がちょっとした登りで、ふるい落としのペースアップをかけてくる。すかさず真っ先に反応し、「絶対に逃がさない」という気持ちでぴたりとマークする。私が勝負に出ようと思っているのはまだ先だ。

慶佐次を越え延長区間の新コースに入る。コースもしっかり覚えていて、ほぼ予想通りのメンバーでこの局面を迎えたので自分でも驚くぐらい落ち着いている。坂をいくつか越えて最後の勝負どころ、羽地ダムの登りに差し掛かる。

ここまで皆ほぼ均等に先頭交代をしてきて最後の力勝負に出る。先頭で登りに入り、ここで仕掛けてくるであろう森本選手、高岡選手のアタックを警戒していたが、一向に気配が無い。中腹でチラッと後ろを確認したが姿が無い!?
予想外の展開だ。
ここまでレースをガンガンリードしてきた西谷選手も少し後ろでペダリングが苦しそうだ。

ここで引き離さない手は無い。ここにきてはじめて左の腸腰筋あたりがピクッと攣りそうになったが、別の部分の筋肉を総動員してちょっとだけペースアップ。結果、高橋選手、小畑さん、私の3人になった。ダム周りのアップダウンをこなし平坦まで下ってきたときには後ろが視認できないくらい離れていた。
ついに勝負が3人に絞られた!

高橋選手の力は未知数だが、パワー系の小畑さんと私は平坦とスプリントに少し自信がある。だが私は、レース前からアタックポイントを決めていた。残り5km地点にある「ジャスコの坂」だ。ここは2004年にチャンピオンクラスで優勝した香港のワンカンポ選手がアタックを決めた場所で、その鋭いアタックに憧れていた。

「アタックします。後ろをお願いします」と小畑さんに耳打ちし、ローテーション短めに最後の坂を待つ。もしつかまってもなるしまフレンドチームの勝利は間違いないだろう。

坂が見えてきた。足が残って無いときは高く感じたが、今見ると案外低い。3人はかなりいいスピードで坂を登りはじめる。なかなかスピードが落ちない、タイミングを見計らっているうちに頂上に差し掛かりそうだ。そのときにほんの少しスピードが緩んだ。
「今だ!」
全力を使い最初で最後のアタックを敢行する。
後ろを振り返る余裕は無い。
だが後ろは小畑さんがいるので安心だ。
ただただもてる限りの力を搾り出しペダルに伝える。
距離を重ねるごとに48km/hから徐々に速度が低下していく。
「後続10秒」
途中バイクからタイム差を伝えられる。
すごく苦しいが最後までペダルを踏み続ける。
ゴールが見えてきた。後ろを見て勝利を確信した。

そして、はじめてガッツポーズでゴール。

最後は全力を出し尽くして清々しい気持ちで優勝できた。
ゴール後、仲間の皆から祝福の言葉をもらって、徐々にこの夢のようなツールドおきなわ優勝の実感が沸いてきた。
5年前に運よく3位入賞してから、年々優勝したいという気持ちが強くなっていた。
強豪レーサー達が切磋琢磨して、近年非常にレベルが高くなってきている市民210km。
そのレースで最高の結果を出せて感無量の一言。

来年もまたこの素晴らしいコースで、素晴らしいライバル達と闘い、優勝できるよう精進していきたいと思います。

岩島啓太

2010年10月26日

2010ジャパンカップオープンレース レポート 岩島

2010ジャパンカップサイクルロードレースオープンレース
日時:10月23日
場所: 栃木県宇都宮市森林公園周辺周回コース
距離:オープン男子80.8km(14.1km×5周+10.3km×1周)
使用機材
フレーム:TIME NXR INSTINCT
ホイール:Campagnolo BORA ONE
タイヤ:CONTINENTAL COMPETITION
コンポ:シマノ Di2
ギア比:54-39×12-27
ヘルメット:LAS VICTORY

今年の酷暑から一転、寒くなり始めた季節だが、晴天に恵まれ良いコンディションでレースが行われた。若手の登竜門として知られるこのレースは非常にステータスが高い。このコースの最大の特徴は標高差185mを一気に駆け上がる古賀志林道の上り坂。周回を重ねるたびにここで力尽きた選手達が脱落していくかなり厳しいコースだ。

map_section01.gif

シマノやニッポ等のプロチームは次の日の本戦に出場しているので、いつも出場している実業団TRクラスよりも少しレベルは落ちる。それでもブリヂストンの若手やクラブチーム・学生の強豪達が凌ぎを削り例年熱いレースが展開される。私も今季好調なのでチャンスがある、狙うは優勝だ。

スタート直後から上りがはじまる為、スタート位置とアップが重要になる。ひさしぶりに会った人と話していたら、一瞬の隙にスタート地点にはもう選手が整列していた。しかたなく後方に並ぶ。最初の上りで前走者を追い抜いていき、頂上を30番目くらいで下りに入る。下りがかなりテクニカルで選手によっては結構差ができてしまう。下りきると集団は分裂していて、前に20~30人の集団ができていた。周りを見渡すとまだ有力選手がいたので慌てずにローテーションに加わり、ほどなくして前の集団と合流。しかし前に4、5人の逃げが出来ていた。

集団は50~60人ほど、前の逃げは、見通しのいいところで確認できる程度しか離れていないので集団の流れに合わせて先頭交代する。上りはそれなりに速く、平地はかなりのんびりペースで進む。徐々に集団は縮小していくが依然30~40人はいそうだ。

3周目のアップダウン区間で集団を飛び出て前の逃げ集団を追う動きをしてみる。武井選手(フォルツァ)だけが追ってきて二人一緒に前を追う。約半周かけて前の3人に追いつき、4周目の古賀志林道を上る。後ろの集団でもアタックがかかり集団が分裂、5、6人の選手が先頭に追い付いてきた。

後ろの集団とのタイムギャップは20秒とのことだが、見通しのいいところで後ろを振り返っても確認できない。残り2周、この先頭集団で勝負が決まりそうだ。選手は大塚選手(アクアタマ)、小段選手、栂尾選手(ラバネロ)、青柳選手(オーベスト)、平林選手(ベルマーレ)、高岡選手(イナーメ)、早川選手、私の8名。

アタックやペースアップがありつつも皆ばらけることなく最終周に突入。最後の古賀志林道で小段選手がアタック。警戒はしていたが、追いきれない。そのまま下りに入る。下りきると前はかなり離れてしまっている。平地でも後ろの7人は皆ペースが上がらない。徐々に差を詰めるが、届きそうで届かない。追いついた後のことは考えず、足が攣りながらも必死に前を追う。

だが、ゴール前あと少しで追いつけなかった。そのままゴールになだれ込んで4位。
なんとも悔しいレースになってしまった。

ゴール後はドーピングチェックの対象になるというオマケ付き。全体で3人検査を受けるのだが、優勝者以外はその日の展開を見て対象者を決めるそうだ。今度は勝って検査を受けたいものだ...

岩島

2010年9月21日

ツールド北海道 第4ステージ レポート

ツールド北海道最終ステージ、札幌市モエレ沼公園で行われた4km×15周のクリテリウム。

平均時速45km/h超のハイペースの中、ゴールスプリントを征したのは韓国のパク選手。今大会3勝目、強い。なるしまは、岩島15位、二戸21位。
総合優勝はアンカー清水選手でした。

なるしま勢の総合成績は、岩島25位、二戸36位でした。

チームとして初めて参加した北海道、レベルやスケールは想像していた以上でしたが、今回の経験を教訓として、今後のレースや練習に生かしてゆきたいと思います。

クラブ員、スタッフをはじめ、応援していただいた皆様、ありがとうございました。
第3、第4ステージのゴール地点で出迎えて頂いた北海道支部の皆様、ありがとうございました。

今後も選手一同頑張ります!

2010年9月19日

ツールド北海道 第3ステージ レポート

北海道第3ステージ。
室蘭~恵庭までの169km、大きな峠は3ヶ所、序盤に海抜0mから900mまで上るオロフレ峠、その後もいくつかの峠を越える。

今日はスタートから逃げに乗っていこうと思い、積極的に動くが全て空回り。オロフレ峠に入る前で疲労してしまい、登りはじめで切れてしまいました。
櫻井、若生も序盤で切れてしまい、集団に残るは岩島のみ。春のツールド熊野の再現か?

峠頂上では4分差、もう終わったかと浅はかな自分の行動に後悔するが、同じような境遇の8選手とローテーションしながら前を追い、およそ100km地点でトップ集団と合流。

途中、トップ集団から抜け出した8選手から5人が残り、ゴール手前で抜け出した鹿屋山本選手が独走勝利!強いです。

その後ろ、集団スプリントは岩島が上位でゴール、トータル15位。二戸も集団ゴール27位。明日のクリテリウムに繋げました。

3名が最低条件のチーム総合は残念ながら無くなりましたが、明日も頑張ります。

2010年4月 8日

第35回チャレンジサイクルロードレース レポート

先日行われたチャレンジサイクルロードレースのレポートがTR岩島選手より届きました。


4月4日
第35回チャレンジサイクルロードレース
場所:静岡県 日本サイクルスポーツセンター
A-Eクラス 60km
使用機材
フレーム:TIME NXR INSTINCT
ホイール:LIGHTWEIGHT STANDARD G3
タイヤ:CONTINENTAL COMPETITION 
コンポ:シマノ、カンパニョーロ、スラム
ギア比:53×39 11-23
ヘルメット:LAS VICTORY


先月はしっかりと距離を乗り込み、例年以上に気合の入った状態でレース当日を迎える。
今年初戦だったので仕上がりはどうか不安だったがレースが始まってみると、案外足が回る。有力選手のペースアップもなんとかついていけそうだ。

試しに3周目の周回賞のときに先頭でペースアップをしてみる。誰も争ってこず、周回賞獲得!6周目に今度は単独で集団から抜け出して2回目の周回賞も獲得した。
ブリヂストンの選手が単独逃げを打って出るが、集団もまだ人数が揃っているためすぐに吸収される。
9周目の周回賞も当然狙いに行くつもりだった。が、8周目で突然の腹痛、前を走るどころか、集団から遅れそうになる。なんとか堪えて腹痛が治まった時には9周目のゴールラインを通過してしまっていた...
気を取り直して最後のゴール勝負に集中する。最終周の勝負どころで愛三の綾部選手がアタック、追ったマトリックスの真鍋選手以外誰も付いていけない。私も反応できず3位集団の先頭を争うことに。最後の坂の頂上をなんとか通過したのはいいものの、まだ距離を残して先頭に出てしまった。そのままホームストレートに突入。当然まだ誰も先頭に出てこない。だが今日は調子がいい、このままいけるかもしれない!と思い、そのままスプリントを開始した。ゴールライン間近で両脇から、車輪が伸びてくる。踏み倒した、結果は4位。一人にさされてしまっていた。

結果は4位入賞で、なんとか今回の目標は達成出来ました!応援ありがとうございました!

岩島

2010年3月22日

2010全日本実業団クリテリウムin熊谷

3/21(日曜)埼玉県の熊谷運動公園にて2010年実業団開幕戦「熊谷クリテリウム」が開催されました。

なるしまフレンドレーシングチームからは、TRカテゴリー4名、BRカテゴリー2名、ERカテゴリー3名、FRカテゴリー1名の計10名が参加しました。

天候は、朝まで降り続いていた雨もスタート前に止み、猛烈な突風を除けばレース日和でした。
各カテゴリー予選2組で20人が勝抜け、決勝は40人でスタートします。

トップカテゴリーのTRは、小畑と江本が決勝進出。決勝では小さな逃げが繰り返される展開でしたが、強風の影響もありなかなか決まらず、残り2周回で飛び出したシマノ畑中選手が4kmほど逃げ切り優勝。最終周回で大きな落車があり、なるしま勢はこれに巻込まれてしまいました。

BRは、近藤、若生の若い二人が出場。2人とも前半から積極的な走りで5人ほどの逃げ集団を形成。結果的に目標の6位入賞はなりませんでしたが、良いレースができたと思います。

ERは、今年からレース初参戦の3名が出走。こちらのクラスも、神宮クリテリウムで健闘した加地が前半からの逃げ集団に入り、ゴールスプリントで4位入賞。本人は納得いっていない様子でしたが、実業団初レース4位入賞はご立派!!
かじさん入賞.jpg