鳴嶋 勇 メッセージ

なるしまフレンド 取締役 鳴嶋 勇 普段から柔軟な心と各自が備わった体力を少しでも向上させるべく、出来る事から始める。
それも、日々遊びながら出来るとしたら最高ですよね。それが趣味の世界だと思いませんか。

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3.11の大震災で壊滅状態の東北地方が一日も早く復興して欲しいとの願いは、誰も変わらないでしょう。だが、復興への意気込みを逆なでするかのような現状の話が、まるで風評被害の噂話の様に耳に入って来る。少しでも早く元に戻りたい気持ちとは裏腹に、実際は復興を遅らせる方向に傾いてきていませんか? 一生懸命手助けをとあちこちからやって来るボランティアと地元民の協力で、明日を励みに頑張れると信じたかった。しかしそうだろうか。政府は地元民の勤労意欲減退を危惧している様だが、へたに働く事で義捐金その他の保障を減らされるのなら、働くのは得策ではないと考える人も出て来ていると云う。自分たちの杓子定規な意地の張り合いが災いの元凶で有ると感じてはいないのだろうか、今地元で手っ取り早く得られる労働供給は災害復興事業しかない。

だが耳に入って来る事と云ったら「我々の一生の仕事では無いし、ましてや希望する職種とは程遠い」との事だそうです。解らないでもないが......悲しい。いったい何時になったら自分達の幸せを自分自身で取り戻す気になるのだろう。生き様を換えなければ東北の未来は無い。4月にボランティアで現地に行って活動して感じたままを、地元民の怒りを承知の上であえて言わせて貰えるなら、あの時点で悲しみは海の彼方に葬って、日本中の重機を総動員し即インフラ整備に当たらなければ間に合わない。まるで、写真で見た事のある戦後の焼け野が原よりかたづけにくい。死者より生者、涙より奮起、負けてたまるかの気迫が大切です。今は挫けず精いっぱい生き抜きぬく事で死者に報いましょう。

未来を託せる生活の基盤に担当機関は一刻の猶予なく取り組むべきなのに、政変にやっきになり知らん顔。一方、原発で被災された方々の避難先での感心しない行状もあれこれ耳にします。やけくそも解るがそこからは何も生まれない。「復興に30年はかかる」とまで言はれ始め世界は福島に注目している。この凶事をきっかけに日本の謙虚さは見せられたが誠実さがまったく見えない。人類最大のピンチをなんと心得ているのだろうか。

一刻を争う今、世界の原発技術の支えを頼りに試しでもいいから、あらゆる手を尽くして事後処理に当たって欲しい。しかし肝心の原発で働いている人だが、技術の要らない極めて危険なかたづけ作業には、釜ケ崎はじめ全国の日雇い労務者とも云えぬ様な貧困生活者を当てているそうです。そこから見えて来るからくりはある組織が5次6次の法外下請けを作り、下限規約の3次下請けと申告して見逃されているらしい。借金地獄の彼らに1日4万円は大きいが、ピン撥ねで手元にはほんのわずか入らないらしい。しかも一番危険な被曝現場に送り込まれてです。政府も素状を正さぬ事を盾に被曝災害補償を免れる魂胆だそうです。どこまでいい加減なのだろう。冷たい様だがもうこんな政府を今更ら当てにするのはよしましょう。こんなふうに思いたくはないが、しょせん「自分の事は自分で」が基本なんでしょうね。

しかし......もっと失礼な輩が京都にぎょうさんおますのには呆れます。鎮魂の祭事を何と心得ているのでしょう。「陸前高田の松を燃やすと放射能が出るんぇ?」「ええかげんにせぇ?や!」「もう!己の脳がメルトダウンしちょろうが!」情けなくて......呆れてものも言えない。信頼を裏切られるくらい悲しい事は有りません。先日ロードレーサーで「四条烏丸通り」を通り抜けようとしたら「自転車は降りて引きずって通って下さい!」って交通係に言われた。十字路の縦横が100mもあろうかと云う区間を、日常生活の基本さえ市民は何とも感じないのだろうか。だったら自動車も降りて押して通る様に厳重注意してくれと云いたい。千年の古都の祭事で夜空を焦がした送り火、大文字焼きの鎮魂の明かりはいったい何を願って夜空を照らしただろうか。仏心を失くした凶都が再び慈悲の京都に戻る日が来てくれると信じて手を合わせたい。

なるしまフレンド
取締役 鳴嶋 勇