女性のためのワンポイントアドバイス

●服装について
・バイクパンツ
photo「自転車に乗るときはバイクパンツを履いたほうがいいのですか?」という質問をよくお受けします。風の抵抗や走りやすさ乗り心地などを考えると、やはり自転車専用のパンツの方が効率よく乗れるので、ぜひおすすめします。パッドが付いているのでサドルに長時間またがっても快適ですし、普通の下着に比べて股関節部分の摩擦が少ないので、擦れて痛くなったりしにくくなっています。初めての方には、ある程度クッション性のあるパッドと太ももや全体に締め付けのないもの(逆にしわができ過ぎないもの)が良いでしょう。 でも、このスタイルだと足の太さが...とか、街乗りがメインなのにそこまでの格好は...と、スパッツ姿に抵抗がある方もいると思います。そういう方におすすめしたいのがインナーパンツです。機能はバイクパンツと同じですが、ショートパンツやキュロットの下に履くように作られているので、カジュアルな格好のままでも快適に自転車に乗ることができます。

・アウター
お客様の中には、パンツは自転車専用のものを揃えて、上に着るものは持っているスポーティなアウターで...という方がいますが、サイクルジャージも自転車の乗るための機能や着心地に色々な工夫がされています。たとえば、走るときにバッグを背負ったりしないですむように、一番邪魔にならない背中にポケットが付いています。また、自転車に乗って前傾姿勢になったときに背中が見えてしまわないように、背面側は長めに裁断さています。生地も特殊なポリエステルが使用されていて、吸汗速乾性がとても高くなっています。一方、綿のTシャツなどは汗を吸収しても乾きも遅い為、ベタつくだけでなく体を冷やしてしまうこともあるので、おすすめしません。
最近はサイズだけでなく女性向けデザインのものが多くラインナップされていますので、パンツだけでなく上に着るものも、やはり自転車専用のものが揃えてみてはいかがでしょうか。

・インナーや小物
photo女性にぜひおすすめしたいのが、ジャージの下に着用するアンダーシャツです。夏場であればジャージと一緒に着用することで吸汗速乾性がより高くなりますし、峠の下りなどのちょっとした体の冷えにも対応できます。また、冬場であれば吸った汗の水分を熱に換える高機能なアンダーウェアもあるので、上手に組み合わせれば走りをしっかりとサポートしてくれます。
各メーカーともレディスモデルも充実していて、UVカット機能がある薄手の長袖ジャージや、アームカバー、グローブなど小物まで揃うようになってきています。日焼けが気になる方は、ぜひこうしたアイテムも活用してください。

・ヘルメットとグローブ
最後に、自転車に乗る際には必ずヘルメットとグローブを着用しましょう。
少し乗るだけなのに...と最初は抵抗があるかもしれませんが、「何か」あったときには必ず頭を守ってくれます。現在販売されているヘルメットであれば前後幅の調整ができますので、頭全体や側頭部に圧迫がないか、後頭部を調整したときにしっかりとサポートされているかなどに気をつけて、自分の頭に合うものを選んでください。
グローブも、ハンドルを握ったときのすべりどめや、転倒時の怪我の軽減、「ハンドルだこ」予防など数多くのメリットがありますので、ぜひ着用してください。大きすぎないかどうか、手のひらや指周りのフィット感はどうかを基準に選んでください。

●フレームやパーツ選びについて
・フレーム
ロードバイクを楽しむには、自分の体に合ったサイズの自転車に乗ることが大切です。欲しい自転車に自分にあったサイズがあるかどうかを調べるために、まずは採寸しましょう。身長、股下、腕の長さなどは、ひとりひとり異なるので、同じ身長の人でもフレームのサイズが違うことも間々あります。
最近ではサイズの小さなレディスモデルを用意しているメーカーも多いので、女性でも選べるフレームが増えています。きちんと計測してポジションの出せるフレームを選ぶようにしましょう

・パーツ
photoギア関係は、コンパクトクランクなどで軽めのギア設定にするのがおすすめです。クランク長も短かめが良いですね。また、直接体に触れるパーツにも気を使いましょう。ドロップハンドルは、上、下、ブレーキレバーのブラケットを、状況に合わせて握り分けることがスムーズに走るためのコツです。女性の場合、突き出し部分が短い「ショートリーチ」で、フラット部分とドロップ部分の落差が少ない「浅め」のものを選ぶのが基本です。また手の小さい方には、ブレーキレバーにスペーサーを挟んで、ドロップ部分を握ったときにブレーキレバーに指が届きやすくするチューニングもおすすめです。
選ぶのが難しいサドルですが、レーサーパンツやインナーパンツを履くのであれば、クッションが柔らかめで乗り心地に定評のあるものを使えば、女性専用として販売されているサドルでなくても大丈夫なようです(もちろん個人差はあります)。

●乗り方について
女性の場合、お尻の方へ重心が寄ってしまったり、腕に力が入りすぎて同じポジションで長時間ハンドルを持ち続けてしまうなどの傾向がみられます。そうなると少し乗っただけでお尻が痛くなってしまったり、肩が凝ってしまったりといったトラブルが出てしまいます。基本的に上半身はリラックスさせましょう。また、ハンドルを持つ位置はドロップハンドルを活かして、平地や上り下りで使い分けられると良いですね。
なお、一度決まったポジションであっても、乗り込んでいくと最適なポジションは自然と変化します。初めてロードバイクに乗る方であれば、乗り始めて数ヶ月で変わりますので、違和感を感じるようになったら、店員までご相談ください。